Globe-Trotter


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by lilyrose-melody
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Monsieur Patrick Tabernaとの出会い

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週末にPatrick Tabernaの写真展に行ってきました!
そして、ラッキーなことにPatrick本人が来ていたので、
お話することができました!
Patrickはちょっとシャイだけど、とても優しい人でしたよ。
それにしても、写真家本人の解説付きで作品鑑賞できるなんて
思ってもいなかったので、すごく贅沢だなぁ~と思いました。
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彼の作品は、とても曖昧な、過去の記憶のようなイメージが多く、
暗いトーンだったり、すこしブレていたりするため、際立ったテクニックで
人を魅了するというタイプではありません。ですが、その写真のトーンは
人の心に訴える何かがあります。メランコリックでちょっと切ない感じがします。
気になったので、彼にどんなカメラで撮影したのか聞いてみると、
ゴソゴソとバッグから取り出して見せてくれたのですが、
なんと、Lomoの二眼カメラLubitelでした!
「軽いから旅行に持って行くのに、ちょうどいいんだ。」とのコト。
パリの日常風景を撮影したものと、中近東を旅行して撮影した
2冊のモノクロ写真のフォトブックも見せてくれました。
昔はモノクロばかり撮っていて、最近、カラーにシフト
したんだそうです。しかも、初期はLeicaを使ってたのに、今はLomo(笑)。
写真集を買ったのですが、Patrick自ら「サインするね。」と言って、
サインしてくれました!
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それから、『memoire morte』という小さなフォトブックを頂きました。
そこには彼の祖母が死ぬ直前まで胸に秘めて語ることのなかった
本当の祖父への追憶が綴られていました。 第二次世界大戦中、
ドイツ人兵士と恋をして子供を授かった(それが彼の母親らしい)のですが、
相手はロシアの前線に送られてしまい、それきり死ぬまで会うことは
なかったそうです。「memoire morte(=死んだ思い出)」というタイトルに
いろいろな想像が広がります。Patrickは祖父の足跡を求めてドイツに旅行し
祖父の名前も突き止めたそうですが、写真にはそのような重苦しい空気は
あまりなく、少し切ない、でもどこかユーモラスな雰囲気が漂っています。
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最近、他人の写真を見たりしていると、HDRでレタッチされたダイナミックで
コントラストがハッキリしたテクニックがすごそうに見える作品が多いので、
そういうのじゃないとダメな気分にさせられていたのですが、
重要なのはテクニックだけではないんですよね。
Patrickと出会ったことによって、写真に対する迷いが
少しなくなったように思います。
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by lilyrose-melody | 2008-09-24 21:23 | Art/Photo